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うろこ雲

2016年10月29日
テーマ
季節


秋も深まりすすきが生い茂り、夏の入道雲ではなく

うろこ雲を目にするようになりました。

 

秋の風物詩であるうろこ雲を空に多くめにします。

我々が屋内空調で利用している「対流」という現象が関係しており。

 

昼間に太陽光によって暖められた地表は夜になると、其の熱を上空に放射します。(放射冷却)

この放射された熱によって空気がかき回されます。

ちょうど鍋でお味噌汁を温めている時、まるで生き物のようにウネウネと動き形を変えます。

同じ現象が雲にも起こることで雲が細かく分割されていきうろこ雲が形成されます。

この現象が秋の台風や移動性低気圧により発生しやすくなります。

 

味噌汁を温める。小さな鍋と地球上で同じメカニズムが働いている

 

 

ひとりごと…

 

人家の周りにすすきが生い茂る空き地があればそれは自然に生えたものではなく

かつてすすきを利用するためのすすき草原だったかもしれません。

じつはすすきは茅とも呼ばれていました。

あの茅葺き屋根の茅はすすきのことなのです。

今では限られた場所にしかない茅葺き屋根ですがもしあなたの家の近くに

すすき草原があればそれはかつて茅葺き屋根が近くにあったのかもしれません。

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